お客様の目的を知ることの大切さ – 施術で陥りがちな「治してあげよう」の罠
施術を受けに来られるお客様の中には、病気や体の不調を治したいという希望を持っている方が多くいます。
しかし、その希望に応えるべく「治してあげよう」と思うことは、セラピストにとって陥りがちな誤解かもしれません。
お客様の体調や症状についてお聞きする際、セラピストは「何が問題か」だけではなく、「何を求めているか」を確認することが大切です。
お客様の来店理由が「治したい」からであっても、実際に求めているものは「リラックスしたい」「心の安らぎを得たい」「ストレスを軽減したい」といった他の目的であることも少なくありません。
「治してあげよう」の思い込みが引き起こすリスク
セラピストが「治してあげよう」と考えると、アドバイスや施術が一方的になったりすることがあります。
その結果、お客様がかえってストレスを感じ、満足のいかない結果になる可能性があります。
お客様の目的を確認するための3つのステップ
事前カウンセリングで心の声を聞く
お客様が施術に何を求めているのか、単に体の痛みを取るだけでなく、どのような感情や状態を望んでいるのかを丁寧にヒアリングしましょう。「治療」ではなく「サポート」を意識する
セラピストは治療者ではなく、お客様の体と心が自然に癒されるためのサポート役です。体の反応を読み取り、お客様自身の自己治癒力を引き出すきっかけをいかに提供できるか、そこに注力しましょう。施術中もお客様の反応を確認する
施術中もお客様の表情や体の反応を観察します。体勢が辛いのに、我慢をしてしまうお客様はとても多くいらっしゃいます。室温やのどの渇きなどといった細かいことも、お客様の声を拾ってさしあげましょう。
お客様との「共同作業」としての施術
施術はセラピストとお客様との「共同作業」です。お客様の体や心の声に耳を傾け、その声に応じた施術を行うことで、セラピスト自身も疲れず、お客様にとっても満足のいく結果が得られます。
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セラピストとして幸せに生きるために、、、
アーユルヴェーダサロンを営んで18年の経験から、あまり語らない本質的なお話を発信していけたらいいなと思っています。
このブログは、
【アーユルヴェーダのこと】
【サロンのこと】
【お客様の声】
そして、【幸せなセラピストへの道】
以上のテーマで発信していきます。
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